食べきりサイズのわかめごはん
2011年3月11日 広域・津波 「東日本大震災」
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2004年10月23日 中山間地・過疎高齢 「中越大地震」
中越震災を経験した”新潟産米”と、東日本大震災を経験した”宮城産わかめ”を使用したアルファ米です。
使用している”宮城産わかめ”は、宮城石巻市十三浜の漁業生産組合・浜人(はまんと)の”わかめ”、塩のみ。
内容は、アルファ米「わかめごはん」と同じものです。
勝太って誰?
東日本大震災で被害を受けた漁師5軒の若者を中心に法人化した団体「浜人」の中心的メンバーの一人、阿部勝太さん。勝太さんとは、東日本大震災の翌年の11月、NTTドコモの復興新生支援室から「若手の漁師の支援のために商品開発をしてくれないか」との依頼で石巻市十三浜へ訪れた際に、知り合いました。その時に食べた「わかめ」「茎わかめ」の美味しさは忘れられません。
東日本大震災の津波は浜人の3階建て鉄骨のビルをのみ込み骨組みしか残っていませんでした。孤立した浜では、最初の三日間は支援物資が届かず収穫して津波から逃れた「わかめ」を食べ続けたそうです。大規模な災害やパンデミックが発生すると身の回りの食料しかありません。そこで、非常時の備蓄用として浜人の「わかめ」を使ったアルファー米を開発することにしました。
2020年4月に再び、浜人を訪ね、わかめ収穫に同行した様子の動画を最後に掲載しています。
食べきることの重要性
アルファ米「新潟のごはん」同様、女性やお子様におすすめの食べきりサイズです。
2007年(平成19年)7月、夏の盛りに起こった中越沖地震では、避難所で配給された食料が食べきれず、残りものを食べて食中毒が発生するということがありました。
「生ゴミ」が増えることによるゴミの分別など、その手間や衛生面から1回の食事は食べきることが避難所では重要です。そうした事情を踏まえて小食の方でも食べ切れるくらいのサイズの非常食を作りました。
特長1 2通りの食べ方で多様な避難者ニーズに対応
わかめは後で混ぜる方式。別包装なので食べるときに「白飯」「わかめご飯」と、お好みで選べます。
特長2 味(塩分)を体調に合せてコントロール
味付けがされているのは別包装のわかめのみ!塩分調整コントロールが用意に出来ます。
特長3 特定原材料(28品目)不使用
原材料は「米」「わかめ」「塩」のみで、特定原材料不使用。(※本品に使用しているわかめは甲殻類が生息している海域で漁獲しています。)
避難時の混乱の中、誤食してしまうといったミスも起こりません。
平成26年度長岡ものづくり未来支援事業の支援を受けて開発しました。
日本災害食認証 取得商品です。