エコ・ライス新潟について
新潟県内の米作りに自信をもった農家が集まり、無農薬・減農薬栽培米をお取扱いしています。米以外にも新潟県内の農産物や加工食品を取り扱い、こだわりの商品を量ではなく、質の面で丁寧にお届けすることを基本としています。
生産者団体であり環境保護の第一線に位置する立場として、循環型農業の啓発普及に努め、無農薬・減農薬栽培のサポート等を行っています。
エコ・ライス新潟の災害支援
3つの震災が教えてくれたこと
新潟・長岡に在する私たちエコ・ライス新潟にとって、平成16年10月に発生した中越大震災は、とてもショックな出来事でした。
避難者の中には、咀嚼困難者、食物アレルギー、人工透析患者など食事制限をされている方々もたくさんいました。 私たちがどんなに丹精を込めて、農薬・化学肥料に頼らずに自然の循環とともにコシヒカリを育てても、食事制限や食物アレルギーなどで食べられない大勢の人たちの存在。そして、超高齢化社会を迎えた日本では食べられない人々が爆発的に増えていくこと。
私たちは、中越大震災の現実から「超高齢化社会でも安心して安全なお米」を届けることが命の源である「食」を生産する農業者の使命であると考えました。新潟の地域資源である「米」を生かして、安心安全に食べられる食品を創ることを誓いました。
そして平成23年3月に発生した東日本大震災で、被災者、支援者からの災害食への味・量の要望をきっかけに、食べきれる量にダウンサイズし、新たに味のコントロールと食べ方が選べるアルファ米を開発しました。
中越大震災・中越沖地震
人工透析患者団体と「災害支援協定」
新潟中越大震災の体験から「自助」「共助」の活動を開始し、NPO東京腎臓病協議会と「災害支援協定」を締結しました。
首都直下型地震等が発生した際には、「はんぶん米」をはじめとして人工透析患者へ支援いたします。
また、NPO東京腎臓病協議会と「公助」の充実を目指し、自治体での透析患者向けの食料備蓄をするように、陳情活動や講習会等で啓発活動を行っています。
東日本大震災
エコ・ライス新潟は、(社)全国腎臓病協議会の支援要請を受け、地震発生48時間後に盛岡、仙台へ物資を輸送したのを始めとして、食事制限者への支援を継続しています。
熊本地震
アレルギー・人工透析患者も食べられる非常食を
熊本地震2016年4月14日から断続的に発生した熊本地震。沢山の方が被災されましたが、食物アレルギーや人工透析患者など、食事制限がある方の支援はどうしても後回しになってしまいます。
エコ・ライス新潟は、尾西食品㈱、㈱美松、NPO法人と共同で、アレルゲン不使用のクッキーとタンパク制限者も食べられるはんぶん米(アルファ米)などをトラックで被災地へ搬入しました。